みなさま、もう『師走』になりました!
お変わりはないでしょうか?
師走に入ってすぐに柴田歯科医院はスタッフ研修のため5日までお休みを頂いておりました。
ご迷惑をおかけいたしました。
さて、
8日(日曜日)に豊田市コンサートホールで行われた
『辻井伸行 音楽と絵画コンサート <印象派>』
を鑑賞して参りました。
ただただ感激でした!
ご存知の様に辻井伸行さんは視覚障害者(全盲)のピアニストです。
その辻井さんがピアノで弾く
ドビッシューの『二つのアラベスク』『ベルガマスク組曲』
サティーの『3つのジムノぺティ』
ラヴァエルの『亡き王女のためのパヴァーヌ』『水の戯れ』『ソナチネ』
に合わせて、映像で
ルノワールの『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』『レースの帽子の少女」・・・
ドガの『エトワール・または舞台の踊り子」・・・
スーラの『サーカス』・・・
クレーの『宵の南海岸』・・・
ゴッホの『夜のカフェテラス」『タンギー爺さん』・・・
葛飾北斎の『富嶽三十六景 神奈川沖浪裏』『富嶽三十六景 隅田川関屋の里」・・・
歌川広重の『名所江戸百景 深川洲崎十万坪』・・・
クリムトの『接吻』『乙女(処女)』
ミュシャの『黄道十二宮』『ヒヤシンス姫』
ロートレックの『ディバン・ジャポネ』・・・
モネの『散歩、日傘をさす女性』『睡蓮』『黄昏・ヴェネツィア』
『ラ・ジャポネーズ(日本の着物を着たカミーユ・モネ)』・・・
などの『印象派』で知られる『絵画』や『浮世絵』が
曲調に合わせて見事な『シンクロナイズド・コラボレーション』!!
選ばれた作品たちの演出・構成も見事!
まさに『印象 ラ・ジャポネーズ』!??
映し出される、美しく鮮やかで印象的な絵画を堪能し
辻井さんの弾くピアノ、その圧倒的なテクニックもさるとこながら、
『ゆっくりと、かつ悲しく』『ゆっくりと、かつ荘厳に』
『メヌエットの動きで』『いきいきと』
とした調べ、、、、、!
感動いたしました!!????
生まれつきの視覚障害であるが故に『ピアノの響き』は感じても『色』は感じられなかったに違いありません。
しかし
彼のピアノの響きの中に、彼の感じている『色』があるのでしょう。
彼のピアノの響きの中に、絵画や浮世絵が生き生きと見えているのでしょう。
一心にピアノを弾く彼の表情に『美しさ』を感じました。
音楽も絵画も芸術です。
音楽と絵画。
全く異なる才能が必要なんでしょうが、
辻井伸行さんには音楽を通じて絵画の素晴らしさが見えているんでしょう。
辻井さんが子供の頃、お母さんに
『今日の風は何色なの?』
と訪ねたことがあるそうです。
風には色々な色があるのでしょう!
僕にも子供の頃には『風に色』があったのだと思います。
大人になって、そんなことも忘れていました。
素晴らしかったです。
感動いたしました。
チェルナちゃんのお散歩の時
感じる『冷たい北風』は
僕には『何色』に見えるのだろう?