成人前期・青年期は、比較的安定した時期です。中高校生期に完成した永久歯列・咬合により、楽しい食生活や健康的な笑顔などが得られます。歯・口腔の健康状態が良好に保たれることにより将来の生活習慣病の予防にも大変重要な時期です。もちろん、それまでの時期に虫歯や歯周疾患・歯列咬合疾患・顎関節疾患などを放置していた場合は、しっかり治療を行うことをお勧めします。
ブラッシングの目的は(1)虫歯の予防・管理(2)歯周疾患の予防・管理(3)治療のためのブラッシングの3つです。
歯磨きの方法 |
予防・管理のための技術は先ず磨く順番を決めること。そして咬合面(奥歯の噛み合わせの面・溝)を上下4箇所、そして最後に上下前歯の裏表も4箇所です。歯の面だけでなく歯茎との境目(歯茎部)、歯と歯の間(隣接面)も忘れずに!特に上顎臼歯の頬側(外側)下顎臼歯の舌側(内側)を忘れずに磨きましょう。そして磨き終わったら鏡の前で確認を行うことです。ついでに口臭のチェックも行いましょう。より良い友人関係エチケットの基本です。 |
歯ブラシのサイズや種類の選び方について。大人用の歯ブラシの選択になります。虫歯予防の一般的な形態からブラシの毛先の柔らかさ等に重点を置いた歯周病対策用タイプなど目的により大きく異なります。個人差もありますので歯列の大きさや歯並びの様子、そして持ちやすさなどを基準にして選びます。また、電動歯ブラシの選択や正しい使用方法など、歯科衛生士が個人にあった最適の歯ブラシをお勧めいたします。
歯磨き粉(歯磨剤)について。一般用の歯磨き粉がご使用頂けます。歯ブラシと同様に成人用の歯周病専用タイプのもの(プラーク分解酵素や抗炎症薬剤成分配合、生薬成分配合のものなど)と、フッ素含有の虫歯予防を目的としたものがあります。使用目的に応じて選択してください。
この時期、我々かかりつけ歯科医師は、定期健診において虫歯の他に歯周疾患(歯肉炎)歯列・咬合・顎関節の疾患の有無などを精査します。定期健診歯科疾患への予防・早期の対応が必要な時期です。定期健診の頻度は個人によって異なります。虫歯や歯周疾患のリスクの高い方は、概ね6ヶ月毎の定期健診を、歯牙・歯周組織とも良好な状態を保っている方には1年毎の定期健診をお勧めしています。当院では、定期健診時に、歯科衛生士による歯石の除去や歯面清掃・個人に応じたブラッシング指導を行っています。また、歯科衛生士が当日推奨した歯ブラシを受付にてお渡ししています。
治療のためのブラッシング方法があります。予防・管理のためのブラッシングに加えて補助器具(歯間ブラシやデンタルフロス等)や、歯磨剤だけではなく、薬剤を利用してのブラッシングや、歯肉マッサージの方法などをお伝えしています。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
9:30-12:30 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | 〇 |
14:30-19:00 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 | △ | × | △ |
※△は14:30-18:00まで(土曜日・祝日は午後18:00まで)
※水曜日午前は基本的に往診のみの対応
休診日 木・日曜日 GW・夏季・年末年始
●歯科矯正治療・高次歯科診療などは専門医療機関に
責任を持ってご紹介致します。